毛髪について


毛髪の断面図


メデュラ(毛髄質)

毛の芯の部分。毛の太さはこの毛髄質で決まります。内部には多くの気泡があり、空気を含んだ状態になっています。全ての髪にあるわけではなく、太い髪には多く、また細い髪には少ないことがあります。赤ちゃんの毛・産毛にはほとんどありません。

 

コルテックス領域

= コルテックス(毛皮質)とCMC(細胞膜複合体)を含む

コルテックス(毛表皮)は、メデュラの周りを覆う線維状のたんぱく質で、毛髪全体の85%~90%を占めます。水分を保ち、毛髪の強さや太さ・髪色を決定しています。

髪色を決めるのは、コルテックス内にあるメラニン色素によります。これが金髪・黒髪・赤毛髪・白髪を決めます。

また、水分量のコントロールを行います。通常では11%~16%程に保ちます。髪の毛が濡れると35%まで増え、水分を吸収し体積を増やします。

 

キューティクル領域

= キューティクル(毛表皮)とCMC(細胞膜複合体)を含む

キューティクルはコルテックスの周りを覆う無色透明のウロコ状です。1枚で毛髪の外周1/2~1/3を包み、タケノコの皮のように重なります。外から見えているのは1枚のキューティクルの上部20%ほどです。キューティクル領域で毛髪全体の10~15%を占め、ツヤ・手触りを決め、外部の刺激から守る働きがあります。

キューティクル(毛表皮)は、髪内部のたんぱく質・ケラチン・水分を守る役割があります。その為、キューティクルが壊れてしまうと水分や栄養分が抜けていってしまいます。パサパサでハリがなく、枝毛の多い髪の毛は、まさにその時の状態です。

髪の毛の硬さ(ハリ)を決定するのは、キューティクルの重なる枚数です。たとえば、硬い毛は7~10枚ほどで軟かい毛は3~5枚ほどです。キューティクルがたくさん重なっているほど、丈夫な硬い毛というわけです。

 

CMC(細胞膜複合体)

キューティクル同士を接着し、外部からの物理的刺激や化学的刺激から、キューティクルを守って毛髪内の栄養分や水分の流出を防ぎます。


髪断面図(縦横)