髪の毛とは角質層が変化して出来たもので、肌の一部と言えます。しかし、肌と違い髪の毛には自己再生機能がないため、一度傷がついてしまうとずっとそのままとなります。髪の毛のケアで大切なのは、まず髪の毛を痛めないことです。
髪の毛はなぜあるのか、考えたことはありますか?
かたい髪、やわらかい髪、巻いている髪、真っすぐな髪、色も違うし、量も違う。抜けていく人もいれば、そうでない人もいる。でも、どんな人にも共通している事は、髪の毛はある(またはあった)ってことです。個人差はありますが、髪の毛は1日に約0.3mm伸びます。一か月で約1cm伸びているのです。何故伸びるの?髪の毛って必要なの?
実は、気付かないうちに髪の毛にお世話になっているんです。
汗を蒸発させる
頭皮は発汗の多い場所の一つです。しかし、毛髪があることにより汗を吸い取り、その広い面積によって効率的に蒸発させてくれます。その為、髪が薄くなってくると、額に汗が落ちやすくなり、気になって気になって仕方がなくなるようです。
頭を守る
1、紫外線
肌に紫外線を長時間さらされると、急性または慢性の疾患になる可能性があります。毛髪はその紫外線から守る役目を持っています。
2、温度調整
寒い時には、毛髪による空気の層によって熱を保ちます。逆に、熱い時には毛髪を短くし、空気の層を少なくすることにより熱を逃がしやすくします。
さらに、例えば縮毛の人が多く住む地域は、日差しが強い場所が多いです。縮毛はより多くの汗を蒸発させることが出来、熱が籠るのを防ぐ役目を果たしています。
3、衝撃
外からの衝撃を受けた時、毛髪がクッションの役割を果たしてくれます。さらに、毛髪が無いと、頭皮はすぐに乾燥してしまい少しの衝撃で皮膚が裂けてしまいます。毛髪があることにより、適度な湿気を保って頭皮を守っています。
有害物質を除去する
砒素・水銀・カドミウム・銅 など人間にとって有害な物質を髪の中に閉じ込めて 体外に排出します。
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私達は髪の毛によって助けられていることもあるってことですね。
そんな髪の毛をこれからも大切にしたいものです。